産業用インクジェットプリンター支援サイト
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トレーサビリティーとは、物品の流通経路を生産段階から最終消費段階あるいは廃棄段階まで追跡が可能な状態をいう。
20世紀末頃より、遺伝子組み換え作物の登場や、有機農産物の人気の高まり、食品アレルギーやBSE問題、偽装表示、産地偽装問題などの発生に伴って、食品の安全性や、消費者の選択権に対する関心が高まっており、特に食品分野でのトレーサビリティが注目されている。
(「ウィキペディアフリー百科事典」より http://ja.wikipedia.org )
 

   
 
非接触で曲面印字が可能である事の利点を生かし、以下のような商品の印字に利用されています。

■ペットボトルや瓶 など  ■食品の包装されたビニール袋、ダンボール など 
    ・製造年月日、消費期限 など・・・     ・製造年月日、消費期限、産地情報、商品名 など・・・
           

これらに加えてトレーサビリティー番号それを含むQRコードやバーコードを印字することで消費者への信頼・安心をお届けすることができます。 また、QRコード、バーコードは、流通過程における情報の受け渡し媒体としても使用することができます。
 

   
 
私たちが鶏肉加工業者様で行った鶏肉のトレーサビリティーシステムを例にあげてインクジェットプリンターの導入事例を紹介していきます。

ライフサイクル



  • ふ卵場で孵化した雛は、各農場で飼育される。生鳥となったに鶏は、加工場で解体され各部位が商品と して包装、梱包される。
  • 運送業者により各商店へ輸送され小売店へ陳列される。最後は、消費者の手に届きます。このときバーコードやQRコードで産地情報や製造年月日、投薬情報などを参照できれば尾より安心して購入することができます。


トレーサビリティー情報


  トレーサビリティー情報 

■ふ卵場

卵 仕入業者、入卵日、孵化日、投薬、ワクチン等の情報・・・

■農 場

飼育業者名、産地情報、入雛日、出荷日、飼料情報、ブランド情報、体重、飼育期間(日齢)、出荷羽数、飼育鶏舎情報・・・
■加工場

加工日(製造日)、地区別産地情報、品名、部位、消費期限、賞味期限、
出荷先情報、加工区分(フレッシュ、冷凍)・・・
■スーパー 小売 入荷日、加工日、消費期限、賞味期限、防腐剤など薬品情報・・・




ジョブフロー&データフロー

  • 本トレーサビリティーシステムは、生産管理システム、販売(購買)管理システム、在庫管理システムと連携し、データの受け渡しを行う事で一貫したサービスを提供します。

  出庫計画情報入力
  • 当日の販売予定に従い、出庫情報を入力します。
  • 販売先、品名、数量、運送会社、運送経路、出庫   時刻、配送番号など
 
 
   
  製品情報入力
  • 当日の販売予定に従い入庫情報を入力します。
  • 農場別鶏舎別にトレーサビリティー番号(製造番号)をつけます。
 
 
   
  製造指示書の発行
  • 製品情報から製造指示書の発行を行います。
 
 
   
 
袋印字 袋詰め 
 
 
  • ここでインクジェットプリンターを使用し、真空包装用の袋にトレーサビリティー番号、バーコード、賞味期限、産地情報などを印字し袋詰めを行います。
 
  箱詰め 箱印字  
 
  • 梱包ラインで箱詰め作業を行います。
  • このとき袋に印字されたバーコードを読み取らせながら箱詰めを行います。バーコードを読むことで袋の中身はわかるので商品を混在して梱包することはありません。システムによりチェックされます。
  • また、箱の容量を超えての梱包もできません。
  • 梱包が終了したら画面右下の赤い”梱包完了”ボタンをタッチします。ベルトコンベアが作動し、梱包された箱番号バーコードを箱に印字します。これらはトレーサビリティー情報としてデータベースに登録されます。
 
  入庫処理  
 
   
  出庫処理  





鶏肉加工場トレーサビリティーシステム最小機器構成


最小機器構成
  • システム開発言語  Microsoft Visual Basic 6.0
  • データベース          Oracle8.5 以降


鶏肉加工場トレーサビリティーシステム画面

  ■各種マスタ登録機能
 
  ■製品情報登録 袋印字
 
 

【製造情報入力画面】
@農場名情報
A農場鶏舎情報
B産地情報
Cふ卵場情報
D飼料情報
E投薬情報

  【製品情報入力】
@商品情報入力
  (商品コード・賞味期限)
A生産数量情報入力
B製造番号の作成
  (トレーサビリティ番号)
 
  【印字処理(袋印字)】
@ライン毎に印字情報を産業用インクジェットプリンターへ送信
Aデータ送信後袋毎に印字処理を行う
  (トレサビリティー番号・賞味期限・商品名・産地など)

  ■梱包処理 入庫処理
  梱包処理  
 

【梱包処理】
@箱詰め時に袋のバーコードをスキャ ナで読み取る。
A梱包処理情報をバーコード化しライン 毎に印字情報をIJPへ送信。
※タッチパネル仕様
※音声メッセージ

  【入庫処理】
@箱バーコードをスキャナで読み取る。
A読み込みを正常に終了した商品を在 庫とする。
B当日の生産数量の把握。
※タッチパネル仕様
※音声メッセージ

  ■出庫処理 在庫管理 
  梱包処理  
  【出庫予定入力】
@出荷先ごとに数量を入力。
(出荷日、商品CD、重量など)
  【出庫処理】
@出荷先ごとにバーコードを読み込む。
A出荷完了時に納品書を発行。
※タッチパネル仕様
※音声メッセージ
       
  梱包処理   『 これらの画面は、幾度も試行錯誤    を行ない修正変更し、現場の作業 員が最も性格に効率よく作業が行
えるように作成されました。
今後もお客様のご要望にお答えし
進化します。
 

【ラック管理】
@冷蔵庫・ラック・棚での在庫管理。
A商品ごとの在庫数量、収納場所の確認

   

  ■トレサビリティー情報の開示  
  梱包処理  
  • お客様から問い合わせのあった番号について即座に生産情報を取り出し対応することが可能です。


 

   
 
コスト


  • ICタグ等の検討も行われたが、コスト面での問題点を解消できなかった。コスト面では、包装媒体に直接印字することが可能なインクジェットプリンターがサーマルプリンターによるラベル印刷よりもラベル購入費用がかからないという点で評価された。
    コスト削減という点で最も低いランニングコストで運用が可能になった。
    商品単価の高くない食品のトレーサビリティーシステムのマーキングには、ランニングコスト面では安価な価格が期待できる。


印字媒体


  • 主な印字媒体が真空包装用のビニールと梱包用ダンボールであった。印字したバーコードをスキャナが読み取る事ができるかという問題があったが、ビニール袋などは袋搬送機などとの併用で読み取り可能な印字品質を保つことができた。またダンボールに印字されたバーコードもスキャナの品質向上もあり入庫、出庫時に瞬時に読み取れる品質が確保できた。 



 
   
 
農林水産省


社団法人食肉需給研究センター